先週はじめ、山友のひろパパさんより「双石谷の登山道脇にある大きなイイギリの木が幹中程でポッキリ折れている」という情報が入り、今日はルンゼ登山口より入山し、途中で折れたイイギリを確認し、北壁下を通り象の墓場を経由し一般道である王家の谷に入り、第二展望台、そして山小屋を目的地とする。友人の金丸君は週末仕事のため行けないと連絡がある。
8時30分前に小谷登山口に到着すると、3台の車が止まっている。東隣の車では前回一緒になった斎藤氏が準備中、私はリックを車から出し、途中無人販売所で買ってきたミカンを入れ、登山靴を履き、しばらくカメラバックを持ち県道沿いの樹木を観察する。
クズが花を付けている、昨年のブログで確認すると、小谷登山口周辺で9月11日に綺麗なクズの花を紹介している。クズは山中の道だけでなく、郊外の道路を走っているとよく見かける。花をマジマジと見ると、薄紅・朱・紫と混じり合った花房はなかなか魅力的、今回、県道沿いで見かけた花は盛りを少し過ぎている。
県道沿いにある大木(ハルニレまたはイヌシデ・確認中)を観察していると、鎌田さんがみえる。鎌田さんも植物に興味を持っている人で、ここ数回山中で一緒になる機会がある。
駐車場に戻ると金丸氏が準備中、山小屋で先に登った川越氏と一緒に素麺を食べるとのこと、山小屋でご一緒できれば素麺をご馳走になれるかもしれない。
斎藤氏に「もし良かったらご一緒しませんか、ただし樹木観察のためゆっくりとした道中になります」とことわり、結局、鎌田さんを含め三人でルンゼ登山口をめざす。三人で歩くと一人の時と違い、気になるものが増え、ルンゼ登山口まで二倍以上の時間がかかる。何気に通り過ぎている樹木にも目が向けられ、それはそれで楽しい。
双石谷のイイギリは登山道を詰め、北壁ルートと遭難碑ルートとの分岐点近くにある。根曲りした幹をたどり枝先を見上げるとハート型の葉っぱが見えていた。その木が根元から5mほどのところでポッキリと折れている。折れた部分が登山道を塞いでいる。日頃登山者の少ないルートだが怪我人がいなくて何よりだった。
イイギリの折れた箇所を見ると縦方向の繊維がいくつもに別れている。イイギリ(飯桐)はヤナギ科イイギリ属でキリ科ではない、昔、葉で飯を包んでいたらしい、また下駄の材料としても使われている。
下から登山者の話し声が聞こえてくる。男性1人と女性3人のグループ、男性はゴローの登山靴を履いている鈴木氏、先月12日に小谷登山口で声をかけていただいた方、私のゴローの登山靴を見かけ興味を持った様子、同じくゴローの登山靴を履いている西山氏をおじさんと読んでおり鈴木さんもゴロー登山靴を愛用している。3人の女性も山中でお会いしている人達だが名前はお聞きしていない。
鈴木氏達はルンゼ遭難碑に行かれ、私たちは象の墓場をめざして進みルンゼトンネル上の倒れたタブノキに腰掛けて休憩する。ここから見える「招き猫」を二人に紹介する。北壁下を通りコウモリトンネルを覗くと10匹ほどのコウモリが下がっている。コウモリトンネル上にあるクチナシの近くに大きなキノコ、高さが20cm、傘の直径が15cmほどある。双石山中ではたくさんのキノコを見かける。
象の墓場は相変わらず温度が低い、骨となった穴熊にお菓子が供えてある。キバナノホトトギスには花芽が付いており、今月末には開花を楽しめそう。斎藤氏に6頭の象、そして窪地を紹介しロープ箇所を下り王家の谷に入る。尾根コースを選択し大岩に登る、ここで11時半過ぎ、登山開始から2時間半は過ぎている。
12時に第二展望台に到着する。尾鈴山は雲に隠れているが大森岳はくっきりとその姿を見せている。宮崎市街地も比較的よく望め、宮崎空港に着陸する飛行機が西から東の方向に徐々に高度を落としていくのがはっきりと見える。
テーブルベンチには食事が終わった若者グループ、そして三か所のベンチにはそれぞれ登山者達が食事中、空いたテーブルベンチにて三人でランチとする。今日の目的は山小屋の予定であったが、食事をしてしまうとそこが最終目的地になってしまう。
食事が終わった頃に第三展望台側から女性の話し声が聞こえてくる。三人のグループこの方達とも以前お会いしているが名前は知らない。斎藤さんのお話だと同じ山クラブの人達と教えてくれる。三人の方より今日はイワヤ神社から石炭山方面にトラバースしたとのこと、このルート現在大変荒れていると聞いていたが、道中大変だったとのこと。
女性のお一人がゴローの靴を履いており、話を聞くと長年愛用しビブラム底をすでに2回張り替えているらしい。お友達に数人同じゴローの靴を使っている人がおり、隣に座っていたお友達も同じ時にゴローの靴を作ったらしい。ただしその方の足型取りは親方ではなく、若い方(見習いと表現されていた)がやったらしく、できあがった靴は足に馴染まず、現在あまり使っていない様子。私が登山靴をお願いしたのは2015年5月、東京の巣鴨のお店を訪ねた時に1階にいた方が親方らしかった。2階で足型取りをしていただいたは方は若くはなく、いろんな説明をしていただいた。私の靴は最初からはき心地は大変良好。
第二展望台にて2時間半過ごす。何回となく来ている第二展望台、観察する目が増えると今まで気がつかなかった樹木が出てくる。山中にあるというオガタマノキに似ている樹木があるが同定までには至らない。
山頂をめざした斎藤氏が戻って来たところで下山開始、谷コースを下り、小谷登山道分岐点にて休憩する。ここは自然林(照葉樹林帯)と杉の人工林が分かれる場所、ここに立つと、以前聞いた河野耕三氏の話(照葉樹林帯の植生と人間社会のあり様について)をいつも思い出す。
年配の男性が登って見える。天狗岩までの往復をされている方で、両手に自作の竹杖を持ち足取りも軽く歩かれていく。
小谷登山口下山は16時頃過ぎ、駐車場には5台の車、一台は県外ナンバー、私の車の隣には同じプリウス、運転席には二十歳すぎの若者、どうやら山中の友人を待っている様子、車の後ろを見ると左右にダブルマフラーがある、高回転でのパワーアップが可能ではと思い若者に聞くがどうやらマフラー音のため、何かしら可愛らしく感じる。
帰宅後そのまま庭にて草刈りと落ち葉の掃除、そして登山着を二層式洗濯機にて洗濯、朝からたくさんの汗をかき、9時すぎには就寝する。
小谷登山口駐車場 次から次にと車が来ます。

県道沿いのクズの花

県道沿いの樹木?(確認中)





シロダモ


エノキ




ヘクソカズラ 開花

イイギリ倒木



ウラジロガシ? 双石谷対岸に見える


コウモリトンネルのコウモリ達

キノコ
(レンズキャップ直径=7.0cm)


シュスラン?

スギゴケ? 確認中

キバナノホトトギス




オガタマノキ?
第二展望台にて
後日「トキワガキ」と同定する




