実家の柴犬「なな」が亡くなったのは去年(2019年)の令和初日(5月1日)で18才の寿命を全うしてくれた。その時のことはブログ(2019年5月2日)にて詳しく紹介している。
毎朝の掃除の時にたまに柴犬コロに挨拶をする事がある。コロは元気な男の子で今朝もちょうど玄関を出た時に家の前を通りかかり私が身をかがめると近づいてくる。首周りをなでてやると嬉しそうに体をすり寄せてくる。私が立ち上がると足にからみついてくる。ご主人の散歩を邪魔してはと思い「もう行きなさい」と言っても足にからみついて離れない。
8時00分に自宅を出発し8時10分過ぎに小谷登山口に到着する。途中県道の谷側に樹木に絡まった白い花、そして道路脇の樹間にシャガの花がたくさん咲いている、帰りに写真を撮ろう。
小谷駐車場には6台の車、一台は加藤氏の車、小さな子供連れの家族が二組何やらお友達を待っている様子、準備が終わり重機道への登口へ向かう頃には数組の家族連れが到着する。あとで知ることになるが毎年この季節に行われている、共同保育園「どろんこ」の双石山登山参加者達だった。
重機道集積場跡手前に前回も撮影したキブシの花が残っており前回より多く花房をつけている。重機道を尾根筋まで登ったところで目線の先に黄色い花が咲いている。花びら、葉の形状からするとヤクシソウ、確か昨年の10月から晩秋にかけて小谷登山道脇にたくさん見かけた山野草で花期を調べると8月から11月となっており季節外れの開花なのか。
重機道を一旦小谷に下り一般登山道に合流する。3月21日に植えたヤマザクラには前回より多くの芽吹きが見られ順調に育っている。
登山道脇で紫色の花を数種類見かける。数から言うとキランソウ、次はタチツボスミレ、そして数は少ないが親子岩手前の山側斜面に数株のタツナミソウが間延びした姿を見せている。
親子岩まで登山道を登りその後は重機道を進む、重機道は山肌をジクザグに登るため、山を正面、そして背面に見ながら進むことになる。加江田川支流の対岸に向かって重機道を登っている時、左下に親子連れの登山者たち、数えてみると15名、共同保育園どろんこのメンバーが家族単位に登っていく。
重機道が小谷東尾根の杉林に近づき、そこで振り返ると西方に桃源郷が見える、前回までのヤマザクラの淡いピンクから濃いピンクの色合いに変わっている。
重機道を斜め岩上まで登り、斜め岩にてリックをおろす。今日の目的の一つとして斜め岩の上部に覆いかぶさっている杉林皆伐時に出た雑木の処理を行う。斜め岩の山側に落葉樹が育ってくれれば夏場は斜め岩は木陰となり木漏れ日を楽しめる場所となる。
斜め岩周りにはすでに数種類の雑木が芽吹いているが、できたらイロハモミジかヤマザクラが育ってくれればと思う。岩上部に被さった枯れ枝を除去し大きな倒木は持参したノコギリでカットし幾分か上部スペースが広くなる。
見慣れた女性が小谷登山道を子供づれで登ってくるなり「柴さん〜」と声をかけてくれる。井元さんではないか去年(2019年)7月28日に登った時に第二展望台でお母さんと一緒に居る時にお会いした方で、あの時小八重氏ともお会いし紹介していただいた方、双石山探検隊主催の楽しもう会に参加し双石山の魅力に取り憑かれたお一人で、今日はお友達なのか女性の方と男の子と女の子そして柴犬と一緒に登ってきている。
井元さんは3月21日の植樹の時にも登ったらしくその時にお会いしましたとのこと、あの時は51名の植樹参加者がいて一般登山者との出会いについてあまり覚えていなかった。
同行してきた柴犬の名前はリサで雌犬の年齢は6ヶ月、今朝掃除の時に出会ったコロ(雄犬)の匂いが残っているのかしきりに戯れてくる。丸々と太っており室内で飼っているらしく抜け毛がない。
斜め岩より金丸君に電話を入れる。先々週(3月18日)の処置後は順調に回復しているが、処置した方とのバランスが悪く気分が良くないとのことで片方も今週火曜日に処置することになったらしい。術後はメガネなしで生活できるようになるらしく今月末には山への復帰ができるかもしれないと話していた。金丸君復帰の時には一緒にできなかった植樹をしようと電話を切る。
9時56分に小谷登山道分岐点に到着し親父の木経由で王家の谷をめざす。分岐点入口には右側にショウベンノキ、左側にヤマビワが生えている。ショウベンノキの木肌はその特徴である縦筋がはっきりしており一目でわかるが、ヤマビワは赤い点がいまいちはっきりしない。環境によるものか谷コースの途中にあるヤマビワははっきりとしている。同じ樹種でも育つ環境で違いが出てくる。
分岐点の谷で恒例となっている石積みのためおにぎり程度の大きさの小石を拾い登山道左手にある岩の上に乗せる。2011年11月に双石山登山に復帰してから今回で316回目となるが、この石積みは比較的早い時期から実施しているのでおそらく300個近く積んでいることになる。石と石との間からシダが芽吹き人目に付かなくなってきている。
ステンレス三段ハシゴ取付きにて鳥の鳴き声が聞こえ、持参したボイスレコダーのスイッチをオンにし、しばらく聞くが何の鳥なのかはわからない。昨年加江田渓谷での野鳥探索の会に参加し少しでも覚えられればと思ったが、なかなか聞き分ける事ができない。
王家の谷に入り岩の上四兄弟にて小休止、寒い時期は快速なみに登っていたがこれから夏に向かっては、準快速、各駅停車に変わっていく。ここ岩の上四兄弟は快速も止まる場所、一般登山道と象の墓場への登山道との合流地点となり、たまに背後(象の墓場側)から声をかけられる事がある。
大岩下の取付きで谷コースを登る、尾根コースから男の子の声が聞こえる「お母さん〜早く」井元さんのグループ、尾根コースでの犬を連れての登りは大変なのではと危惧する。
ロープ箇所下で岩に腰掛け小休止後、一気に第二展望台まで登り、到着は10時30分、ここまで2時間10分かかっている。天気は晴れだが尾鈴山からの県央の稜線は見えない、宮崎市街地上空に白い雲が浮かんでいる。
10分ほど休憩後尾根筋登山道を山小屋をめざす。最初のピーク取付きでロープをくぐり脇道(獣道)に進むが途中で下尾根方面に道迷いをする。すぐに気づき尾根筋の登山道に合流する。近道をする時にはくれぐれも気をつけなければと再認識する。
尾根筋登山道三叉路を過ぎたところで河野さんに出会い立ち話、河野さんより途中で出会った子供達があまりにも元気でハキハキとしていたことに驚いたとのこと、おそらく「どろんこ」のメンバー、先頭を歩いていた幼児は今回で3回目と答えたらしい。
11時00分頃に山小屋に到着する。小屋には母親と子供二人、お話を聞くと「どろんこ」のメンバーで二人は山頂には行かずここでランチをとり他のメンバーが下りてくるのを待っている。北側テラスをのぞくと蛭川さんと山本さんが休憩中、二人は双石山の常連さんで他の山もだが双石山を含むトクソ山系を楽しまれている。蛭川さんはここ一年ほど山中の植物に興味を持たれ、お会いした時にスマホの写真を見せられ「これは何?」とたずねられることがある。
小屋にいた方に「囲炉裏に火を入れていいですか」と聞き、囲炉裏の準備をする。春先になり寒さをさほど感じなくなったが、じっとしていると空気は冷たい。それにまだ私のランチはサツマイモで火をとおさない食べられない。今回は6本火のとおりの良さそうなものを準備する。熊本産の紅はるか焼き時間は30分ほど、こまめにひっくり返し焦げ目ができないようにする。
昼前に川畑氏、桜川さん、鎌田さんが見える。先月の植樹に参加できなかったと言うことで三人で植樹をしてきたらしい、イロハモミジを植えてきたとのこと。川畑氏は昨日は瀬尾氏と二人で登り春の恵みを堪能したらしく、私も下山途中にまだ残っていれば夕食の一品にと思っていた。
鎌田さんより前回のブログで「ウラジロガシ?」と紹介してある樹木はイチイガシではないかとの指摘がある。確かにブログアップする時にどちらなのか迷ったので?印をつけて紹介した。樹皮から判断するとイチイガシに近い、ズームアップした葉の形状よりとりあえず「ウラジロガシ?」とした。今後じっくりと観察する。
山頂まで行かれた菊地氏がランチのため山小屋に来られ、5人で囲炉裏を囲みランチをいただく、菊地氏は先週は子供の進学のため長崎まで行かれたとのこと、菊地氏は私と同じ年、これからまだまだお元気で山登りに励まれることになる。
大沢氏がみえるが、中には入らずに挨拶を交わし先に進まれる。私のこのブログを読んでいただいているとのこと、拙い内容を読んでいただきありがとうございます。
13時00分前に皆さん下山される、私は以前から気になっていた登山道脇の倒木の尖った先端を60cmほどの長さでカットし、次回の薪として山小屋ベンチ下にストックする。14時30分に囲炉裏の始末を行い下山開始する。
下山時の最初のピークにて、木の根横にスボスミレが咲いている。ここがレスキューポイントになる前にはたくさんのツボスミレが咲いていた。2014年6月1日の事故、ヘリ救助のためにこの場所の樹木が伐採され、それ以降ツボスミレを見かけなくなっていた。以前とは場所が少しずれているが周りをみると木の根横にたくさんの株が確認できる。
ツボスミレも数種類に分類できるようだか、小谷登山道脇で見かけるものとは違う。花びらは白く下向きとなった花びらに紫色の筋がたくさんあり、全国的に平地や丘陵、山地の湿った場所に普通に見られるらしいが、あぜ道や小谷登山道で見かける薄紫色のタチツボスミレとは違っている。
尾根筋登山道周辺にはツツジがたくさん生えており、先々週あたりからゴールデンウィーク前まで至るところで楽しめる。まだ数は少ないが数本開花を確認できる。今回確認できたものは葉と一緒に開花しており、薄緑の若葉との相性が良くオンツツジと思われる。
また、すでに終わりかけているのが淡い紫色の花を先につけているツツジがあり、私なりにサイコクミツバツツジではないかと分類している。先週までは三叉路に両方のツツジが花びらを寄せ合って咲いていた。
途中第二展望台にて10分ほど休憩、久しぶりにベンチに横になり目を閉じる。春先から秋にかけてベンチで横になるのが山中での楽しみの一つ、一般的に山登りで疲れを感じないようにするにはリックを担いだままで、あまり腰を下さないことと言われているが、私の双石山登山では休憩、小休止が多い。
展望台の先に芽吹き始めた樹木が目に止まりzoom upにて撮るが何の樹木かわからない、葉が開くと判断する特徴が出てくるが、とにかく色合いが良く、花芽らしきものも確認できる。
15時30分に小谷登山道分岐点に下山する、春の味を楽しむため重機道周辺を眺めながら下山、結局3本しか収穫できなかったが、途中タチツボスミレを撮り、そして重機道から少し離れた場所に黄色の花を見かけ、近づき写真を撮る。
黄色い花は、ヘビイチゴのようだが同じバラ科のミツバツチグリかキジムシロのいずれかか、同じような花で同定が難しい。帰宅後に調べると、葉の形状から、ミツバツチグリは一つの茎に三枚の葉が付き、キジムシロは一番上に三枚の葉があり、その下に二枚の葉が二列から三列あり、計7〜9枚の葉が付いているとのことで、キジムシロと確認する。
15時45分に小谷登山口に下山、駐車場には私の車だけ、集積場跡に二台の車が縦列で止まっており、今日登山者が多かったための駐車なのか、リックを下ろし登山口、そして登山用靴下を脱ぎ、帰宅途中県道脇に車を止め、今朝見かけたシャガとノイバラの花を撮る。
ノイバラはよくみると雌しべの茎が白いものと黄色いものがある。花びらの開き方からすると開花間もないものが黄色でその後白くなるのかもしれない。シャガの花は何とも例えが難しい、鋸歯ありの白い花びらに紫、黄色、オレンジの斑点が鮮やかで白い雌しべらしきものが踊っている。
16時00分前に帰宅、駐車場のアオキとアラカシの落ち葉を拾う、駐車場のヤマザクラの花がたくさん落ちている。これはしばらくこのままとし白くなった路面を楽しむ。
小谷登山口

キブシの花

ヤクシソウ開花 ?


植樹したヤマザクラ芽吹き

タツナミソウ

センダンの幼木

桃源郷

斜め岩にて

小谷登山道分岐点から

第二展望台より宮崎市街地

山小屋 囲炉裏の火 後始末後

ツボスミレ 苔との相性が良い

オンツツジ


? 芽吹き

タチツボスミレ

キジムシロ




シャガ


ノイバラ


ノイバラの花は普通白色だが、四国や九州に稀産する変種ツクシイバラは、花がビンク色を帯び、花も葉もやや大きく、葉の毛が少ない。(山渓ハンディ図鑑14「樹木の葉」より)