小谷登山口に8時15分に到着、駐車場には5台の車が止まっており、一台は毎朝早朝登山をされている加藤氏の車、杉山氏の車は見かけない。一番奥には3人の男性が準備中、はじめて見かける人達で挨拶を交わし、いつものように登山口クリーク近くの石に腰掛けて登山靴を履く。
車に戻りリックを取り出した時に横に車(ニコニコ)が止まり、運転席には見かけたことのある男性の姿があり挨拶を交わす。そして次から次にと見かけたことのある人達の姿、日曜日ということもあり今日も登山者が多くなりそうと思っていたら、いつも木曜日に登っている双石山木曜会の皆さんたち、今年になり出会いのあったHさんの姿もある。
杉山氏が奥さんが運転する車で到着、お話を聞くと今日は双石山木曜会の新年猪鍋会が地元の公民館で行われるらしい、昨年までは山小屋で行なっていたが、メンバーの高齢化により材料を運ぶのが大変になったから、一旦第二展望台まで登り下山後にみんなで鍋を囲むらしい。
「メンバーの高齢化」という表現はこの人達には当てはまらない。私より先輩の方がほとんどだが皆さんお元気で、なおかつ健脚揃い、私は滅多に利用しない行者コースから尾根筋への直登コースを度々登られている。小谷登山口に集まられた木曜会のメンバーは15名ほど、他のメンバーは会場となる公民館で鍋の準備をされているらしい。
杉山氏から奥さんを紹介していただく、奥さんも私のこのブログを見ているらしく「長い文章で読むのが大変でしょう」と言うと「楽しみにしています」との嬉しいお言葉をいただく。奥さんのことは杉山氏のブログで「奥」という表現で頻繁に登場している。
二人でよくドライブに出かけられその土地の美味しいものを楽しまれており、ランチ時に美味しそうにビールを飲まれている杉山氏が紹介してあることがよくあるが「ああ・・帰りは奥さんが運転されるのだろう、いいなあ」と思っている。奥さんは確か今年に入り胆石の摘出手術を受けられており、3月には再入院を予定されているとブログに書いてあった。早く良くなりまた二人でのドライブについてのブログ楽しみに待っています。
松元氏、そして友人の金丸君が到着する。金丸君とは今年に入り2回目の登山、今日も両膝にはサポーターを巻いている。私は大学生の頃に2年間ほど競技ダンスのクラブに所属し、一時期サポーターのお世話になったことがあったが、一旦付けるとなかなか外すことができなくなった経験がある。少しづつ筋力トレーニングを重ねることでいつの間にかサポーターの必要性はなくなった。
登山の準備を終え、車をロックし登山口を見るとなんと私の姉が立っているではないか、マスクをしているが、その体型そして雰囲気で「あれ・・」そういえば昨日、私が事務所にしている実家を出る時に丁度、姉が来て「明日は登るの?」と聞いていた。
姉は昨年10月の植樹祭の時に娘と孫を連れて登っており、それから興味を持ったようで今回が3回目の双石山となったようだ、ただし前回まで天狗岩が最終到達地とのこと「先に登りハート岩あたりで待ってます」と姉は一人で先にスタートする。途中から一緒に登ることになるが、どこまで登れるのか楽しみ。
8時45分に登山開始、丁度加藤氏が下りてくる。加藤氏から「猪鍋を食べに来ませんか」と嬉しい誘いを受ける。それにしても加藤氏は下山後、また木曜会メンバーと一緒に第二展望台まで登るらしい、毎朝の登山が功を奏している。
最初の急登をロープを頼りに登るとしばらくは緩やかな登山道、周りはまだまだ冬景色だが、植樹祭の時に目印として立てられた竹に付けられたピンクのリボンが風に吹かれ不思議な空間を醸し出し、毎回のことだが、激しかった古戦場をイメージしてしまう。
小谷登山道を親子岩、犬岩、そして急登を上がりカエル岩に近づくと、その先の斜め岩で姉が待っている。ここで一緒に登ってきた金丸君と松元氏に姉を紹介する。金丸君とは以前数回一緒になったことがある。最初は諸塚村のやましぎの杜での同窓会の時、私が幹事でやましぎの杜での宿泊を企画し、参加者が少なかったので私の両親と次男、そして姉を誘った。その時に金丸君は夫婦で参加してくれた。他にも金丸君とは墓地でも繋がっおり、墓参りの時に一緒になったことがあったらしい。
小谷登山道分岐点で小休止、姉は前回一人で天狗岩まで登ったらしいが、この分岐点のことを記憶していない。おそらく息切れしながらやっとのおもいでたどり着いた分岐点だったが、足元にしか目が向いてなかったようだ。
登山は通常、足元に注意しながらひたすら登ることになるが、登山道周辺の自然にどれだけ興味を持てるかでその登り方が違ってくる。私自身そんなに体力があるとは思っていないが、毎回山小屋まで登れるのは、足元やその時々に目に入る自然のわずかな変化を楽しみ、途中で出会う人とのちょっとした会話を楽しんでいるからではないかと思っており、自然と登るペースはゆっくりとなり、山中を観察する休憩ポイントは多くなっている。
9時10分に休憩場所としている「腰岩」に到着する。小谷と塩鶴の山肌のはるか向こうに宮崎市街地、雲ひとつない快晴だが、県央の稜線はわずかにその姿をたどることができる程度で水蒸気なのか、埃ではないとおもうが、快晴でもこれからの季節は徐々に見通しが悪くなっていく。
小谷を見下ろすとまず目に入ったのが菊池氏の姿、流石にこの場所からだと菊池氏の手入れされた登山靴までは確認できないが、その雰囲気でわかる。次に親子岩あたりに木曜会のメンバーが姿を現し、6分後には分岐点まで登ってくる。
腰岩から一旦塩鶴登山道に出て直ぐに暖帯林に入ることになるが、ここにバリバリノキの若木が数本生えており、その新芽が春の訪れを感じさせてくれる。虎皮模様の長く伸びた新芽が枝先端に数本、天を指している。近くのシロダモの新芽も色は違うが天を指し、バリバリノキ とその成長を張り合っている。少しでも早く伸びなければ生き延びていくことはできない。そして生き延びた樹木たちによって双石山の森が作り上げられている。
イワヤ神社に参拝し今日の登山の無事を祈願、ついつい忘れがちになる自己紹介(氏名・住所)も行う。神社床下に置いてあった砕石、ペットボトルの水などがなくなっている。天狗岩取付きに登ると新しい案内板が設置されている。
天狗岩で先ほど見かけた木曜会のメンバーに追いつかれ、皆さんは右側急登を登られ、私たちは一旦下りてステンレス三段ハシゴをめざしてトラバースルートを進む。姉が今日どこまで登れるのか、第二展望台なのか山小屋までなのか、それによっては一人で下山することになるので下山ルートを伝えるためにもステンレス三段ハシゴの場所とそこからどのように下りていけば良いのかを教えておかなければいけない。
ステンレス三段ハシゴ取付きで登ってくる川畑氏と出会う、氏はここ数回山友たちと一緒に登ってきていたが今日は一人、ハシゴを登り一旦チョークストーンを潜り初めての姉に空池を案内する。その後王家の谷に入り岩の上四兄弟にて小休止、ここで男性一人の方と出会う。金丸君の話だと私達より二才ほど若く、数年前に宮崎に帰郷してきたらしい。久しぶりの双石山らしく、その姿を見ていると双石山登山を再開した当時の自分を思い出す。
谷コースを選択しゆっくりゆっくりと登りロープカ所取付き、大タブノキ広場にて休憩し、第二展望台に10時25分に到着する。展望台取付きで下山する木曜会メンバーとすれ違う、皆さん下山後は猪鍋新年会、杉山氏がアップされる動画で見たことがあるがメンバーは芸達者な方達、さぞかし盛り上がるのでは、この時も「猪鍋を食べにきませんか」と嬉しいお誘いを受ける。
姉にとっては初めての第二展望台、ここから見える景色も初めて、自宅のある池田台、そして清武の街、医大の位置を確認している。自分の住んでいる場所を高いところから見る機会は、近くに小高い山のある日南市油津、延岡市の一部などでは日常的に臨める風景だが、宮崎市内では意外とない。
姉は結局山小屋まで一緒に登ることになり、5人で山小屋を目指し尾根筋の登山道を進む。途中、3人の自称森林保護観察員は、ここ数日で吹いた強風の影響を確認するために登山道を離れ樹々の間に分け入る。
姉と二人、山小屋に着いたのが11時15分過ぎ、早々に囲炉裏に火を入れる準備を行い、火の入った山小屋で過ごしていると山友の菊池氏が山頂往復しランチのため山小屋に来られ、その後、自称森林保護観察院達も来られる。
囲炉裏を囲んでランチの準備、金丸君から奥さんお手製の巻き寿司をいただく。私のランチは蒸し餃子にうまかっちゃんのにんにく味、そして定番となったデザートの焼き芋、川畑氏からは双石銘菓「まるぼうろ」をいただく。
川畑氏は「気になる所用」のため早めに下山される。私にもその日がいつかは来るのではと思っているので、次回川畑氏から「気になる所用」の結果を聞くのが楽しみである。今日、山小屋に入ってきた人達は男の子二人連れの親子だけ、意外に登山者が少ない。
14時15分に囲炉裏の火の始末を行い下山開始、いつものことだが下山前に山小屋北テラスから宮崎市街地をパチリと撮る、そこで足元に細長い茎に4輪の花後を付けた山野草が目に入る。この場所は昨年11月15日にカシワバハグマを確認した所、直ぐそばにコウヤボウキも咲いており、最初はコウヤボウキが2カ所で咲いていると思ったが、よくよく見ると違っていた。
今回観察できたのは冠毛(綿毛)が飛び去った後の総苞、花後も楽しみにしているものとしてバイカアマチャがあるが、カシワバハグマを確認しているのはこの場所だけ、今しばらくは楽しめそうである。
第二展望台取付きで休憩し、次は王家の谷で小休止、そこへ一人の女性が下りてくる。トレイルランの格好をされた方で、お互い挨拶を交わした時に金丸君がスポーツタイツの効果について聞く。以前からその効果はいろんな方から聞いているが、膝の悪い金丸君にとっては興味がある。
その方の愛用しているタイツはライザップの着圧スパッツでしまむらで購入したらしい。もしかすると次回スパッツ姿の金丸君を見ることになるのかもしれない。
15時25分に小谷登山道分岐点に下り小休止、ここで金丸君、松元氏、姉の三人の写真をパチリ、下山は燦々と陽のあたる重機道を辿り、双石山北西側の山肌を見ながら15時45分に下山、登山口にて山に向かい今日も無事に下山できたことを感謝し一礼する。
腰岩からの眺め

小谷登山道分岐点の双石山木曜会のメンバー

バリバリノキ 新芽

建て替えられた案内板

天狗岩

空池の姉


第二展望台から

山小屋囲炉裏

山小屋北側テラスより

カシワバハグマの花後

小谷登山道分岐点で
松元氏 姉 金丸君
