双石山01-05 樹木同定02

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13384895.jpg

 9時8分に小谷登山口に到着、駐車スペースには7台止まっている、正月明けのこの時間帯なので、もう少し登山者が多いのではと思ったが意外に少ない。準備をして9時17分に登山スタート、最初の急登は地面が湿っており平地になると霜柱があり、冬景色を感じる。登山道から見上げる稜線の向こうは青空、今日の天気は午後から曇りの予報となっている。

 親子岩手前あたりから人の話し声が聞こえてくる。親子岩横の重機道までくると犬岩の岩肌にロープで吊り下げられた男性の姿がある。岩を登っているというよりはロープに下がっている。クライマー初心者なのか下で確保している男性がしきりに次はどこに手がかりがあるとアドバイスしている。奥には女性の姿もある。

 犬岩にボルトが打ち込まれ、一部にチェーンが下げられたことは昨年ブログで紹介したが、いよいよ犬岩がクライミング練習場として使われはじめた。クライミングの初歩を学ぶためだけに犬岩を使うのであれば、市内の県体育館の外にあるボルダリング練習場を使えば良いのにと思ってしまう。

 半世紀以上前、双石山はクライマーが多く集まり腕を磨いていたが、現在はほとんどその姿を見ることはない。当時のボルトやハーケン等が現在も岩肌に残っているが、今それを使うことはもちろん論外である。また当時のクライミングルートは全て国の天然記念物エリア内となるので岩肌に新たにボルトやハーケンを打ち込むことはできないのではと思う。

 そう考えると何故に犬岩を練習場にするのかがいまいち理解できない。昨年たまたま犬岩が見える場所で一緒になった常連さんが「登山道から良く見えるあの場所で練習するなんて私は恥ずかしくてできない」と言われたのが何故か印象に残った。

 9時31分に小谷登山道分岐点に到着、いつものようにスマホでここから見える風景を撮り母親とグループライン双石山に送る。一昨日と違い市街地上空には薄雲が漂っているが尾鈴山から西に伸びる稜線ははっきりと見える。

 イワヤ神社方面に進むと直ぐに熊鈴の音が聞こえてくる。この熊鈴はヘルメットおじさんことS氏の物ではと思いながら、このまま登っていけばイワヤ神社辺りで下山中のS氏に出会えるのではと登ってくが、熊鈴の音が一向に大きくならず同じ所で響いている。

 ああ、おそらく前回お会いした時と同様に分岐点の竹竿を第二展望台まで担ぎ上げる途中で、天狗岩右側の急登あたりにいるのではと思いながらイワヤ神社をめざす。

 イワヤ神社で本日の無事なる山行を祈願、当然住所氏名を声に出してきちんと神様に伝える。神社でお詣りする時には住所氏名を名乗ることが大切で、仕事柄起工式に立ち会う事が良くあり、神主さんの祝詞の中に必ず関係者の名前が出てくる。特に建築主に関しては所在地を伝えている。神社では多くの参拝者がお詣りをするので神様も何処の誰なのかを伝えないと願い事を聞き入れる事ができないと以前聞いた事がある。

 天狗岩下に来ると、急登部分で竹竿をあげているS氏が見える。その場所は安全のため3点確保が必要なので担いで登るのではなく、竹竿を斜面に立てかけてから本人が上に登り、そこで竹竿の先端を持ち引き上げて再度上の方で足場の良い所に立てかけ、その横を登り上で竹竿を引き上げるという繰り返しとなっている。

 天狗岩背面で板根に腰掛け休憩してると天狗岩取付きで一緒になったご夫妻が登って見える。双石山に初めて来たらしく天狗岩に感心されていたので、男性が登りきった所で「そこで振り返り天狗岩の背中を見てください」と勧めると、正面同様に背中の模様にも興味を持たれたので双石山に伝わる天狗伝説を少し説明する。

 空池に降りてチェックストーン下を通り王家の谷に入る。毎回のことだが足元に目が行くために丁度頭の高さほどにあるシマサルナシのツルにあたってしまう。ここには大きな2種類の蔓が下がっている。もう一つはたくさんのヒゲ根を付けたウドカズラである。

 この場所で前回同様にステンレス三段ハシゴ東側の岩壁にある亀裂を確認し写真を撮る。亀裂ヶ所は礫岩と砂岩で出来た岩が長年の風化によって砂岩部分の砂が落ちて積もったものかもしれない。

 下山途中の男性と出会い挨拶を交わす、今までに数回お会いしたことのある方だが名前がわからないのでお聞きするとMI氏で、早朝登山をされていた杉山氏と一緒の時に良くお会いしていた。

 ここ1ヶ月とちょっとお会いしていない杉山氏のことについてお聞きすると、膝の痛みのため早朝登山は控えているが木曜会の平場でのハイキングには参加されているらしい。年齢的(80代半ば)にあまり無理をされないようにと思うが、良くお会いし少しの時間だったがお話するのが楽しみだったので快復を願いたい。

 岩の上四兄弟の定位置にて休憩後、大岩下のステンレス梯子下まで上り、前回は(1月3日)ここまでナンバープレートのついた樹木を撮影していたので、ここから本日の樹木同定の撮影をはじめる。

 谷コースを登り途中にあるヤマビワとイスノキのゲート手前で、足元の悪い斜面に自生している低木を撮影していると後ろで声にならない声が聞こえる。振り向くと常連の蛭川さんの姿、足場の悪い谷コースは誰しも足元を見ながら慎重に登っており、急に人の姿が目に入ったらびっくりする。 

 ゲートを過ぎたところで先ほど見かけたヘルメットおじさんが下りてくる。挨拶を交わししばし三人で談笑、ヘルメットおじさんと会うたびに思うことがある。それは「私も登山中にヘルメットを着用しよう」ということ、いつ木の根につまづいて転倒するかもしれない「転ばぬ先の杖」そういえば今朝食事をしている時に奥さんから「サイクリング用ヘルメット購入の補助は1月中旬までだったよ」と言われていた。

 10時45分に第二展望台に到着、ここにも数本の樹木にナンバーブレートが付けてあり、それらを撮ってからテーブルベンチにカメラバックとリックを降ろす。山中最も息のあがる大岩下から第二展望台までだが、同定のため写真を撮りながら登ったのでさほどのしんどさは無い。

 スマホを取り出しここから見える宮崎平野をパチリ撮り、母親にラインで送ろうとするが電波状況の関係か送ることができない。ベンチに腰掛けていると一人で登ってきた女性から「昨年は山小屋でお世話になりました」と声をかけられる。

 その方を直ぐに思い出せなかったが先月に家族4人で山小屋にみえ一緒に囲炉裏の火を囲んだNさんではないか「あれ、一人ですか」と聞くと「主人は後ほど登ってきます」との返事、もしかして竹竿を担いで登られているのでは思う。

 「山頂まで行かれるのですよね、山小屋でお会いします」と声をかけ山小屋をめざして尾根筋登山道を進む、今日は気温は低いが風が弱く体感的にはさほど寒く感じない。山小屋まで25分ほどの道のり、25分といえば毎日のランチ後に散歩している時間と同じ、違うのは数倍思い靴を履きリックを担いでいることと平地ではないことだが、もちろん目に入る光景も全然違っている。

 11時15分に山小屋に到着、早々に囲炉裏に火を入れる準備をしていると、第二展望台でお会いしたNさんがご主人と一緒に見える。ご主人の手には竹竿がありそのまま2階に揚げられた後二人は山頂をめざしてスタートされる。

 囲炉裏に火が入り鉄網にサツマイモを並べた頃にシスターコーヒーことUさんがみえる。Uさんはグループライン双石山のメンバーで今朝私が「本日山小屋焼き芋オープンします」とメッセージを入れた後で、Uさんから「ピザとコーヒー、お昼ころに行きます・・」とメッセージが入っていた。

 次にみえたのは山友の高瀬氏、高瀬氏の話だと一昨日の3日、都城市内のホテルで行われた同窓会の帰りらしい。同窓会に出席する前に双石山に登り、自宅に帰る前にまた双石山に登ってくる「どれだけ双石山が好きなの」。まあ人のことは言えないが、多くの常連さん達が双石山にハマっている。

 天狗岩でお会いしたご夫妻がみえ一緒に囲炉裏の火を囲む、二人は高鍋町の方で昨年登山をはじめたらしい。N氏夫妻が山頂往復して戻ってみえ一緒に囲炉裏の火を囲む、皆さんに焼き上がった焼き芋を食べていただく。

 Uさんが持参したピザを鉄板の上で温めていただく。前回は一枚だけだが裏面を焦がしてしまったが、今回はとてもよく焼けている。合わせてシスターコーヒーの美味しいコーヒーを三杯もいただく。

 N氏からは宮崎神宮でお正月に買ったという大福餅をいただく。宮崎神宮では毎月1日限定で大福餅を売っており、それも12ヶ月それぞれ違うらしい。正月限定品は「日の出餅」と名付けられているので「最も縁起良い」と思いながら美味しくいただく。

 宮崎神宮は私にとっては思い出の場所、別に氏子ではないが親が結婚式をあげた場所で、独身の時に両親の結婚式で撮影された写真を見た時に、自分も結婚式をあげることがあれば、ここしかないと決め、今から40年前(1985年1月12日)に神殿手前の渡り廊下に奥さんと二人で座り末長い縁を誓った。

 N氏から私が愛用しているゴローの登山靴について聞かれる。この靴を履く前に使っていたのは、26才の時に地中海沿岸の集落を巡る旅に行く時にICI石井スポーツで作ったワークブーツを愛用していたが、そろそろ新しい登山靴が欲しいと思っていたところ、奥さんと子供達から資金提供があり、それではとネット検索したところセミオーダーで作ってくれる「ゴロー」というお店があることを知った。

 他の用事を兼ねて東京巣鴨にあるお店を訪ねて足形をとっていただき後日送っていただいた。ゴローのこだわりの一つとして耐久性に問題あるポリウレタンを靴底や接着剤に使用していないことがあった。

  2015年7月に登山靴が届き7年後の2022年4月に靴底を張り替えて現在まで愛用している。以前履いていたワークブーツと比較すると重さは2倍ほどあるのではと思う、ましてや多くの登山者が履いている登山靴と比較すると大変重いのではと思い片-方を脱ぎ皆さんに実際に持っていただいた。

 そういえば高瀬氏が小谷登山口で出会ったという河野さんの姿が一向に現れない。山頂まで行かれたN氏夫妻も出会っていないとのこと、今日会えるのではと期待していたが次回の楽しみとする。ただし12日の日曜日は用事があり前後のいずれかに登ることになりそうである。

 14時37分に囲炉裏の火を始末し下山を開始する。途中第二展望台取付き、岩の上四兄弟取付き、そして小谷登山道分岐点ベンチで休憩しながら16時13分に小谷登山口に無事下山する。

 本日の無事なる山行と新たな出会いに感謝し山に一礼する。


七つ山の山神 稜線上に白く見える建物
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13384806.jpg


犬岩でのクライミング
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13384895.jpg


小谷登山道分岐点から
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13403728.jpg


ステンレス三段梯子東側岩肌 亀裂が広がっている
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13384985.jpg

大岩下〜第二展望台まで(谷コース)

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13384958.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13384907.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13385053.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13385099.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13385084.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13385112.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13385119.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13390720.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13390785.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13390760.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13390803.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13390849.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13390801.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13390907.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13390927.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13390979.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13391046.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13392550.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13392583.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13392567.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13392696.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13392613.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13392699.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13392740.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13392742.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13392768.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13392818.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13393983.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13394021.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13394001.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13394110.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13394116.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13394192.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13394283.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13394206.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13394395.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13394357.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13395244.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13395258.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13395210.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13395367.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13395353.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13395416.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13395403.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13395456.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13395538.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13395514.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13400386.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13400371.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13400466.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13400435.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13400540.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13400576.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13400545.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13400683.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13400642.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13400724.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13401586.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13401602.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13401665.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13401673.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13401733.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13401712.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13401711.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13401874.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13401884.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13401843.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13402597.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13402590.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13402691.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13402664.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13402721.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13402764.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13402832.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13402851.jpg

双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13402902.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13402920.jpg

第二展望台
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13403827.jpg


山小屋囲炉裏焼き芋
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13403767.jpg


囲炉裏の火を始末する
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13403791.jpg
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13403929.jpg



山小屋北側北テラスから
双石山01-05 樹木同定02_c0153595_13404048.jpg

名前
URL
削除用パスワード
by mutumi48 | 2025-01-06 20:13 | 双石山へ | Trackback | Comments(0)

日々つれづれなるままに


by mutumi48
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30