9時18分に小谷登山口前に到着、すでに登山口前に12台、奥の路肩に1台の車が止まっており車横には常連のSさんの姿が見える。隣の車は私が以前乗っていたプリウスと同じ型で側にいた男性の方から声をかけられる。後で聞くことになるが、この方は双石山木曜会メンバーのM山氏で、プリウスの情報交換でしばし談笑し、ふとM山氏の腕時計を見ると私と同じアップルウォッチを付けている。
いつものように男性の名前を聞こうとウォッチの録音ボタンを押すと、その仕草に興味を示される。「お聞きした名前を忘れないように録音させていただきます」と返事をすると、そのやり方について説明を求められる。
確かにスマホしかり、ウォッチしかりで、身の回りにあるデジタル機器にはたくさんの機能がついているが日常的に使用しているのはごく一部であり、もっといろんなことに興味を持っていれば、それに対応したアプリが無限大にあり生活がいろんな意味で便利なのかもしれない。
9時33分に登山スタート、今日も快晴で気温は少し低めだが、かえって気持ちの良い登山日和である。毎回のことでまずは北壁を見上げ、次に山小屋辺りの稜線を見つめて「今日もあそこまで登るのか」と思う。
登山道での何気に繰り出される一歩一歩について、歩幅、足を上げる高さ、足の向き、角度と同じスタイルは一つたりとなく、自然に目に入る次の足場を瞬時に見極めて次の足を出しており、人間(動物)は良くできていると当たり前のことに妙に感心しながら登っていく。
犬岩横の急登で下山途中の女性と挨拶を交わしそのまま立ち話をすることになる。女性は清武町在住のY口さんで前回山小屋で出会ったマコト君の友人で、あの時山小屋には入ってこなかったが一緒に竹竿を運んでくれたグループの一員、マコト君との会話の中で話題になった一平君とは近頃知り合いになったらしい。
Y口さんの興味の対象は、環境・森林保護・文化財の保護、そして双石山の巨岩と、私との共通点がいくつかありY口さんが仲間達と一緒に今後取り組もうとしていることで何かお手伝いができればと思う。ちなみに常連のSさんはまこと君の同級生のお母さんらしい。
いつ頃から双石山に人が登るようになったのか、わからないが、父、祖父、そしてもっと以前の世代の近郊の人が登っているのは確かなことで、時を超えて何かと縁が繋がっている。
10時47分に第二展望台に到着、北方方面には雲一つなく県央の稜線が尾鈴山から大森岳まで望める。手前には清武町、その奥に宮崎市街地が広がり、白く見える市街地が平和台の丘あたりから濃い緑のエリアとなり県央の稜線まで続いている。
テーブルベンチで休憩していると、どこかで見かけた男性が一人登ってくる。中学校の同級生Y井君ではないか、中学1年生の時に同じクラスとなり三年間共にテニス部に所属していた。
昨年3月に3人だけの「訳あり同窓会」があり、その時に久しぶりに顔を合わせた。その時にY井君から霧島山系に良く登っており、双石山は蛇が冬眠する時期に登るようにしていると聞いていた。
Y井君とはいつかは山中で会えるのではと楽しみにしていたが、ようやく会うことができた。Y井君は山頂を往復するということで先にスタート「山小屋でゆっくりと話そう」と声をかけ、私は少し遅れて山小屋をめざして尾根筋登山道を進む。
11時15分に山小屋に到着、登山道の途中で拾ってきた杉の枯葉をベンチに、板間にリックとカメラバックを置き、いつもの場所に囲炉裏で使う薪を拾いに行く。場所は山小屋先のピーク手前を巻道方向に進んだ所、山小屋に戻ると女性の方が休憩中「囲炉裏に火を入れますけど良いですか」と声をかけ承諾を得て集めてきた薪に火を付ける。着火する前にはもちろん囲炉裏脇に水を溜めたバケツを準備する。
一緒に囲炉裏の火を囲むことになったこの女性は徳島県から遠征してこられた「なお」さんで、昨日は霧島山系に登られたらしい。他に良い山はないかとネットで探し双石山を見つけたらしい。
山頂を往復してきたY井君が山小屋に立ち寄り一緒に囲炉裏の火を囲む。続いて顔を出したのが山友のシスターコーヒーさん、そして山友の高瀬氏、吉田氏とそれぞれが立ち寄り、焼き上がったヤキイモを皆でいただきしばし談笑する。
Y井君が山小屋をスタートした後に女性二人が入ってみえ一緒に囲炉裏の火を囲む、この方達はUさんとNさん、話を聞くとUさんさんはガイドとして山に取り組んだ経験があり、個人的にも車中泊をしながら日本100名山を踏破されたらしい。そして県内の山と定義づけられている全ての山(341座)に登られているらしい。ちなみにUさん曰く山とは標高が50m以上あることらしい。
大沢氏が立ち寄られる、今回はルンゼ口から入山し直接山小屋をめざされたらしい「はたしてそのルートは?」とは詳しく聞かなかった。
小谷登山口でお会いしたM山氏が途中で出会ったという女性の方と一緒に来られて一緒に囲炉裏の火を囲む。今回は先を急がれた「なお」さんと大沢氏以外の方達とヤキイモをシェアーすることができた。
15時10分に囲炉裏の火を始末し、シスターコーヒーさん、高瀬氏、吉田氏と一緒に下山開始する。途中の休憩場所は第二展望台取付き、そして吉田氏から情報確認のため「象の墓場」東側アプローチのロープカ所を確認し、岩の上四兄弟取付き、そして小谷登山口分岐点で再度小休止後、16時45分に小谷登山口に下山する。
登山口横の水場では常連の鈴木氏が愛用されているゴロー登山靴の泥を綺麗に落とされている。
本日の無事なる山行と新たな出会いに感謝し山に一礼する。
小谷登山口前

七つ山の山肌 小谷登山道分岐点から

第二展望台から宮崎平野を見る

第二展望台から七つ山植林地と伐採地を見る

囲炉裏の火を残りわずか

山小屋北側テラスから

ズームアップ

囲炉裏の始末後
天狗岩の♡

杉の植林地
樹齢25年ほどかな?
