6月27日(金曜日)、山友からスマホのラインで九平ルートのウスキキヌガサダケ情報が入り、ぜひ見たいと思い、土曜日夜グループラインに「・・私を小谷登山口から九平登山口まで、車に乗せていただける方はいませんか?・・」とメッセージを入れると、今朝シスターコーヒーさんから返答があり送っていただけることになり、8時40分に小谷登山口で待合せとする。
本日、仕事の次男を最寄り駅まで送り、帰りにスーパーで定番ランチのザルソバとカキ氷を購入し一旦帰宅し準備する。8時30分に自宅を出発し待合せ時間に到着、登山口前の駐車スペースはほぼ満車、すでにシスターコーヒーさんは到着されている。
第二駐車場に車を止め早々に登山靴を履き九平登山口まで送っていただく、九平登山口も鳥居前は満車で第二駐車場にかろうじて一台分が空いている。駐車場端には山友の松元氏の車が止まっている。
8時53分に二人で鳥居をくぐり登山スタート、久しぶりの九平登山口からの双石山山行であり、前回は昨年の9月21日で登山道脇でたくさんのウスキキヌガサダケが出ているという情報を得て登っている。今年も昨年とほぼ同じ場所に出ているらしい。
九平登山ルートは姥ヶ嶽神社までの参道が正式ルートとなっている。ただしこの参道には両サイドに丸石が、中央に玉砂利がモルタルで固められており、参道全体にコケが付着しており大変滑りやすい。
足元に注意しながら登っていると参道奥に下山途中の男性の姿が見え、近づくと山友の松元氏で、朝早くからウスキキヌガサダケを観察に来られたようだ。松元氏から今月行われた小谷登山道の整備(メインは草刈り)時のことを聞き、なるほどいろんな人がいるもんだと感心する。
姥ヶ嶽神社に到着すると宮司の戸高さんが明日行われる神事の準備のためか忙しそうにされている。いつもだと色んなお話を聞くことになるが早々にお賽銭を入れ本日の無事なる山行を祈願する。
今日の目的地は神社下の水場を過ぎて本格的な登りになるまでの途中にある。奥の院ルートの取付きを過ぎたあたりで一人の女性と出会い挨拶を交わした後でしばし談笑する。この方もウスキキヌガサダケを鑑賞するために早朝から登られており、すでに数個は萎れているが一個だけまだ間に合うかもしれないというアドバイスがある。この方はS井さんといい以前数回お会いしたことがあり山小屋で焼き芋を食べていただいたこともあるらしい。
昨年の記憶を頼りに踏み跡を進むがウスキキヌガサダケの姿は見つかられない。今朝山友の廣重氏からも場所に関する情報がラインで届いていたので再度目を凝らして探すと少し上の方に鮮やかな黄色の塊を確認、近づいていくと何やら天辺に止まっている。
甘い汁が出るのか、しばらく眺めていると向きを変えながら蝶らしき昆虫(イシガケチョウ)が蜜を吸っているように見える。今までたくさんの小さな虫がウスキキヌガサダケのドレスに纏わり付いた状態は数回見たことがある。
いつもは被写体に近づきカメラ機能を接写モードに切り替えて撮影するのだが、今回は食事中の蝶らしき昆虫に考慮し少し離れた場所からズーム機能を生かしパチリパチリと撮る。下から数人の登山者の声が聞こえてくる。
聞き覚えのある女性と男性の声が交互に聞こえてくる。女性は宮岳のN友さんで男性はK丸修氏で、その後数人の見知った常連さん等が登ってくる。宮岳関係はS木さんと松Uさんで、後はI倉さん、そしてK丸氏は目が不自由なのかヘルメットを被った男性をサポートされながら登っている。そういえばk丸氏は青嶋太平洋マラソンで視覚障害者の伴走役を務めているという話を聞いたことがある。
ウスキキヌガサダケ自生地に近づいてくる常連さんに「先客が居ますので少し離れて静かに見ましょう」と声をかけるが、そのうち人の気配を感じたのか蝶らしき昆虫はどこかへ飛び去ってしまった。
しばらくすると急登となり、ここから尾根筋に上るまでは木の根と、所々にあるロープを頼りに登っていく。ジグザク状の急な登山道を登り切ると尾根筋登山道となりその場所は小峰への分岐点ともなっている。少し上に腰掛けるのに都合の良い岩があり、そこでリックを降ろして休憩する。
ここから山頂までのルートは比較的平坦なところが多い、低山ながらアカマツの群生があり私にとっては大変興味深い場所となっている。山頂に近づくと張られたロープを頼りに登ることになり、山頂に着くとそこには山友のO住さんがいらっしゃり挨拶を交わししばし談笑する。O住さんは小谷登山口からスタートし山頂から九枚登山口に下りるらしい。
山頂には木の幹に取り付けられた鹿の角を利用したリック掛けが数カ所ある。これも今春傾山で滑落し亡くなられたK野氏手作りの物で多くの登山者に利用されているらしい。
宮岳メンバーと金丸氏等が登ってみえ一気に山頂が賑やかになる。K丸氏から訪れたという大阪の万博でのお土産をいただく、一口サイズのバームクーヘンで甘くて美味しい。そういえばいつもは先頭をきって登っていた鈴木さんが遅れて山頂に到着しベンチに座り込まれる。手持ちの団扇を使いS木さんに風を送る。
山頂の木の幹に付けられた温度計を見ると26度となっている。時計を見ると11時30分で山頂は標高509mとなるので100mで0.6度の温度差があると言われるのでおそらく市街地では30度を超えている。これで風があればより涼しく感じるのだが無風状態で汗が引くまで少し時間がかかる。
二人の女性が山小屋方面から登ってみえ挨拶を交わす。今まで数回お会いし言葉も交わしているが名前が出てこない。
11時35分に山小屋をめざしてシスターコヒーさんと尾根筋登山道を進む、山頂からのアプローチのため基的に下ることになるが数回の上り下りがある。山頂から一度大きく下り登り返す、そこは昔第四展望台の表示があったという常連さんもいるが現在展望の効く場所は無い。
普段行き来している第二展望台から山小屋までは、一歩一歩の足の置き場を認知しているが、年に数回も通わない山小屋と山頂間の登山道、足元の木の根に注意しながら一歩一歩慎重に進み山小屋に12時10分頃に到着する。
山小屋手前の登山道脇のベンチにT田氏夫妻が休憩中で「柴さんお久しぶりですT田です」と声をかけていただき、私も「T田さんご無沙汰しています一年以上ぶりではないですか」と答える。武田氏夫妻は二、三ヶ月ぶりの双石山らしく今日の蒸し蒸しとしたルートがとてもきつかったとのことで、山頂まで足を伸ばしたものかどうか思案中だったらしい。
山小屋北側テラスのテーブルベンチにてランチ休憩とする。まずはリックとカメラバックを降ろし、リックから着替えようとして持参してきたシャツに着替える。
ランチはザルソバと家で作ってきたオニギリそして前回食べるつもりで購入したカルパスをいただく。食後はシスターコーヒーさんのちっと濃いめの美味しいコーヒーをいただく。以前も聞いたことがあるが「どこのコーヒーですか」と聞くと「加藤コーヒーです」とのこと、以前私も事務所でいただくコーヒーとしてネットで一度コーヒー豆を頼みしばらく飲んだことがある。
現在事務所では、今春Amazonのバーゲンで出品されたUCCの粉でコーヒーを飲んでいる。
13時35分に山小屋テラスを出発し小谷登山口をめざして下山開始する。途中第二展望台に立ち寄りテーブルベンチで休憩「10分ほど昼寝します」とベンチに仰向けになり僅かに肌に触れる風を楽しむ。
谷コースを選択し下山、次の岩の上四兄弟下風穴前の岩に腰掛けて休憩する。ヒンヤリとした空気が風穴から吹き上げお尻部分が徐々に冷たくなっていく。
空池、天狗岩横の岩場、イワヤ神社を経由して小谷登山道分岐点に到着、ベンチにリックを降ろしてまずはここから見える風景をスマホで撮り母親とグループライン双石山に送る。
15時40分に小谷登山口に下山、本日の無事なる参考と新たな出会いに感謝し山に一礼する。駐車場には私の車以外で2台止まっている。第二駐車場に移動し登山靴を履き替えた時、師匠こと小八重氏が姿を表す。
小八重氏と挨拶を交わすし話を聞くと第二展望台から加江田渓谷側に分け入り、さまざまな山野草の状態を確認してきたらしい。流石に尾根筋の南側山中は暑かったのか、いっそのこと加江田渓谷遊歩道に下りて丸野経由で県道歩きで小谷までのルートも考えたらしい。
シスターコーヒーさんを九平登山口まで送り、帰路に着く。
九平登山口