昨日(10月18日)午前中は孫二人が通う保育園の運動会、場所は宮崎市民の森の芝生広場、元々は日向灘に面したアカマツ防潮林で、公園化する時に様々な樹木が植えられた。その中には半世紀以上のマテバシイもありたくさんのドングリが落ちており、ポケット一杯分を拾って帰る。
午後からは所属する「木造塾」の講習会が県庁近くの施設であり参加する。車で行くことが多いが今回は歩いて往復する。片道35分程度の距離でいつも車で通る道ではないルートを選定し思いがけない発見がある。
講習会が終わり事務所に一旦戻る、そういえば今日は次男がバスケットボールの練習日となっており、21時00分丁度に体育館に迎えに行き、そのまま帰宅し入浴後に遅めの夕食をとり就寝する。今朝6時前に起床、スマホの天気予報を見ると「曇り後晴れ」となっており登山日和だが、何故か体が重く昨日の疲れが残っている。
朝食後に庭の草刈りそして落葉の掃除まで行い、テラスのタイル面のアブラムシによる黒ずみの洗浄処理までと思ったがここで作業を中止する。全身汗びっしょり着ているものを洗濯機に入れシャワーを浴び、そして寝室で昼寝、13時00分前に目覚めランチをいただく。外を見ると燦々と陽が注いでおり「そうだ椿山公園に行こう」と思い立ちペットボトルに麦茶を入れて13時35分に自宅を出発する。
小谷登山口には7、8台の車が止まっている。ルンゼ登山口手前で一人の女性が県道を歩いている。山友のシスターコーヒーさん、挨拶を交わし路肩に車を止めてしばし立ち話、話を聞くと今日も様々な出会いがあったようで、グループラインのアラブのお姫様、山頂で九平登山口に下山する男性など、下山時の新たなルート選択となったらしい。
13時46分に椿山の駐車場に到着、駐車場の東側に芝生広場があり木製ベンチが3カ所ある。ここの標高は400m近くあり双石山の第二展望台より高い、北方に双石山の稜線、東側にはクンパチ山から花切山への稜線が望め、手前に加江田渓谷の切れ込みがある。クンパチ手前に小高いピークがあるが山の名前はわからない。
ベンチに仰向けになりしばし目を閉じ昼寝を楽しむ、その間、数台の車が駐車場に入ってくるが芝生広場が離れているため気にならない。昼寝が終わりキバナノホトトギス鑑賞のため管理棟のある駐車場に移動する。2台の車が止まっており、一台は鹿児島ナンバー、双石山登山口では県外ナンバーをよく見かけるが椿山まで県外から来ている。ネット上で稀にここのキバナノホトトギスで紹介されているためか。
展望台までの舗装道路の山側斜面にたくさんの黄色い花が咲いている。一人の女性が斜面に咲く花をスマホで撮っている。この方とは以前どこかで出会っているのではないかと思いながら展望台に向かって行く。
現在の展望台は鉄筋コンクリート製だが、以前は鉄骨造で外壁は6cm厚の板張りで一部は杉角材の校倉組で作られていた。当時、最高高さ18.6mの5階建であり1990年に竣工している。その後、おそらく外壁に使われた木材の耐久性のためかコンクリート造に建て替えられている。以前の建物は建築雑誌「GA・JAPAN」の創刊号で紹介され、竣工後間もない頃、その姿を見に行った。
展望台からは東、南、北の三方向に展望が広がっている。北方向に鰐塚山の山頂にあるアンテナ群を望むことができる。
駐車場に戻り北端のベンチに腰掛けていると、最初に出会った女性の方から「先生ですよね」と声をかけられる。大学、専門学校、高専で教壇に立った時期があったので先生と呼ばれることもあったが、女性の年齢を考えると生徒ではない。
女性に「どこで出会いましたか」と聞くと「昨年の6月に加江田渓谷で出会い一緒にいたカメラマンの方にお願いし二人の写真を撮ってもらいました」とその時の写真をスマホで見せていただく。そして「それ以前にも山小屋で一緒に囲炉裏の火を囲みヤキイモをご馳走になりました」とのこと。
いつもカメラバックに入れているリストを確認すると、鹿児島県志布志在住のmimiさんで2024年6月30日に加江田渓谷で、そして2022年12月11日に山小屋で出会っている。今日は久住まで足を伸ばそうと思ったが天気を考慮し近場の山に花を見に行くことにしたらしい。
mimiさんに「近々山小屋で一緒に囲炉裏の火を囲みましょう」と伝え別れる。
16時07分に椿山を出発し16時31分に帰宅する。