双石山 2025年11月16日 カルタ読み札
2025年 11月 20日
自宅を8時27分に出発、途中でコンビニに立ち寄りペットボトルを購入し小谷登山口に8時39分に到着する。登山口前に一台分の空きスペースがあり車を止め、ハッチパックを開け簡易椅子をと思ったが荷台に無い、前回使ったのはいつだったのかすぐに思い出せないが、おそらく自宅か事務所に置いてきたのだろう。
準備をしていると、すでに到着していた後藤氏が姿を表す。昨晩、後藤氏と電話で話しており、来週の諸塚村「やましぎの杜」で行う囲炉裏塾のメインイベントであるカルタ大会の景品として、この世に一冊しかない双石山の写真集(ハードカバー仕様)を持ってきてくれた。この写真集は過去に後藤氏が撮りためた双石山に関する写真をまとめたものであり、一つの被写体にも真剣に取組むだけあってい一つ一つの写真が魅力的であり、私が欲しいくらいであるが、カルタ大会の主催者である私にはその権利はない。今日、後藤氏は山には登らずそのまま帰宅される。
9時に小谷登山口をスタートする。今日の天気予報は晴れと曇りマークで気温は15度前後となっており、さほど汗をかかずに足が先へ先へと進み、15分ほどで小谷登山道分岐点に到着する。いつものようにここから見える風景をスマホで撮影し、スマホのラインで母親とグループライン「双石山」にアップする。
周辺に自生しているツルギキョウが紫色の実をたくさん付け、この中に多数の小さな種子が入っている。絶滅危惧種に指定されているツルギキョウ、この実で株を増やす方法はないものかと考えている。
分岐点でハットからヘルメットに被り直す、以前は急な登りがはじまる天狗岩の取付きで被り直していたが、分岐点での休憩が常態化しているので少し早いがここでヘルメットを着用する。
山友の長友さんが登ってみえ挨拶を交わす、着ている服の色の関係なのか少しふっくらと感じ「少し太りましたか」と声をかけてしまう。非常にスマートな方だけにあまり失礼さを感じることなくついつい口に出てしまった。どうやら服の仕様のようでそう見えたようで、長友さんからは「否、変わりませんよ」と返事がある。
先に進みイワヤ神社にて本日の安全を祈願、そして天狗岩をめざす。この先から土の登山道が岩の登山道と変わるので足運びに注意しながら進む。天狗岩右側の急登をロープと木の根を頼りに慎重に登り、岩の隙間手前でスダジイの板根に腰掛けて休憩する。目線の先には天狗岩の背中があり、囲炉裏塾で使うために新たに作成したカルタの読み札を思い出す「田野の人 頂上へのアプローチは 背中から」実はこの天狗岩に登った人がいるらしい。
このことは故人となった森本さんから聞いた話で田野町在住の方が時代的には半世紀以上前のことらしい。どのように登ったのかも聞いているが、それはここでは紹介しないので、現地で天狗岩を見ながら想像してください。
隙間を膝を付き、ヘルメットとリックが上の岩に当たらないように潜り抜け空池に入り、まずは南側の垂直の岩壁を見上げ、ここでもカルタの読み札「慎重に 慎重に 足先選ぶ 空池はトップリング」岩壁は最も高い所で40mほどあり、トップリングにより滑り落ちた岩壁も30m近くはある。
このトップリングとは、厚い砂岩層が大きな地震などで、衝立てのように崩れる現象を呼ぶらしい。空池以外にも天狗岩、天狗の隠れ宿がある岩、象の墓場、そして北壁の屏風岩などにその現象が見られる。
空池の底に下りチェックストーンを潜り王家の谷に入る。まず目につくのは「通行止めとなった ステンレス三段梯子 いつ復旧」と読んだ崩落したステンレス三段梯子カ所である。
次に目につくのは夏場必ずこの場所で岩に腰掛けて休憩する風穴で「夏の登山 休憩場所 風穴前」と読んだ岩の上四兄弟の大きな岩の根元で、この時期はここで休憩することなく、岩の上四兄弟上の定位置に腰掛けて休憩する。この場所では以前事故があった時に撮影した写真を元に「王家の谷 オレンジ服の レスキュー隊」と読んだものがある。
王家の谷の化石広場を過ぎて、次に読んだ場所は「転落防止の 枯れ木 天狗の井戸」で昔はここも風穴と呼ばれており、師匠の話ではこの場所で冷気を浴びるために登山道に長い行列ができたらしい。
王家の谷の中で化石広場と読んでいる場所があり、転がっている岩をよく良く見ると岩肌に化石を見ることができる。10数年前に、ある岩にライオンキングの姿をした化石があり、写真を撮りブログで紹介しているが、その後この場所は大雨時に数回崩落しており谷上部からの転石で風景が変わっている。
化石大好きな山友のひろパパさんが、その情報を聞いてしばらくライオンキング化石を探していたことがあり、私のブログに行き着いたという経由から「ひろパパが 探しに探した ライオンキングは 今何処に」と読んだカルタを準備している。
大岩下のステンレス梯子取り付きに来ると、梯子の途中まで登っていた女性が「私、これから先は怖くて登れない」と上にいる男性に声をかけていた。そこで「梯子下が分岐になっていて、谷コースの方が登りやすいですよ」と伝えると二人とも梯子を下り谷コースに進まれる。
夏場は大岩の取付きで岩を見上げながら休憩するが、涼しくなってきたため休憩なしで尾根コースの連続する急登に挑む。この場所は「尾根コース 直登する 赤リック」と読んでいる。カズオチェアー上で小休止してさらに直登ルートを登り10時35分に第二展望台に到着、谷コースを登られた二人がベンチで休憩されている。「ええ、谷コースの方が早かったのか」と声に出さずに思う。
ここ第二展望台のカルタは複数枚あり、そのうちの一つは「宮崎平野を望む 標高395m 第二展望台」と読んでいる。第二展望台を一旦取付きまで下り、その後は尾根筋登山道を山小屋をめざしてすすむ、途中登山道に覆い被さるようにユズリハの木があり「ユズリハ幹肌に ナゴラン花盛り 仰ぐは山友二人」と読んでいる。
少しづつ高度をかせぎながら稜線を進んでいくと、登山道左側の少し高い場所に木の根が、ドグロを巻き鎌首を見せているものがあり「大蛇尾根に 姿を見せる マムシの化身」と読んでいる場所がある。
さらに進むと大きなスダジイが登山道をまたぐように倒れている。ここからは樹間に古木に着生するタケランを見ることができ、春先の楽しみの場所となっており、ここでは「尾根筋登山道 スダジイの倒木で 一休み」と読んでいる。
11時6分に山小屋に到着、板間にリックとカメラバックを降ろし早々に囲炉裏に火を入れる準備、まずは耐火レンガを囲炉裏から出してスコップ一杯分を掘り起こす。火付けに用にと拾ってきた杉の枯葉が少なく、なるべく乾いた小枝、そして松の芯材を使いどうにか火を付けることができる。今日は8個のサツマイモと銀杏とマテバシイの実を持ってきている。
毎年、10月になると囲炉裏の火付のため登山道途中で杉の枯葉を拾っているが、今年は火付用となる杉の枯葉が極端に少ない。そうか今年は台風が少なかったため落ちていないのかと納得する。
山小屋に関しては複数枚のカルタがあり、ここでの人との出会いや様々な出来事があることを示している。
火の入った囲炉裏端でホイルで包んだサツマイモを火バサミを使い転がしながらまったりとした時間を過ごしていると、一人の女性が山小屋の入り口に顔を出され挨拶を交わし北側テラスにて休憩される。
この方はS藤さんといい久しぶりにお会いする。S藤さんと初めて出会ったのは2018年の6月24日に宮岳メンバーと一緒にいる時に出会い、その年の8月5日に単独で登られた時に第二展望台で出会い、しばらく友人のカズオ君と一緒に談笑している。S藤さんは昔クライマーとして岩登りをされていたと聞いている。話を聞くと数年ぶりに双石山に来たらしい。
13時過ぎに山友の吉田氏からラインにメッセージがあり、第二展望台で会うことになる。13時50分に山小屋を出発し、吉田氏と合流する第二展望台をめざして尾根筋登山道を進む、25分ほどで第二展望台に到着すると、テーブルベンチで吉田氏が休憩中、リックからヤキイモを取り出し「良かったら食べてください」と差し出す。
しばらく吉田氏と談笑し、15時14分に第二展望台を出発、谷コースを選択し、途中岩の上四兄弟取付きで岩に腰掛けて休憩、次は小谷登山道分岐点のベンチ、ここではリックを担いだまま休憩する。
16時18分に小谷登山口に下山、本日の無事なる山行と出会いに感謝し山に一礼する。登山口前と第二駐車場には吉田氏と私の車の2台が止まっているだけ「また次回お会いします」と吉田氏に告げて帰宅する。
来週火曜日から2泊3日で囲炉裏塾があり、その時のカルタの読み札について一部を紹介した。今回制作したカルタは全部で112枚で、以前作った樹木編が200枚ほど、山野草編が120ほど、野鳥編が40枚ほどあり、囲炉裏塾で全てのカルタを実施するのは難しいが、はたしてハードカバーの双石山写真集は誰の手に渡るのか楽しみである
小谷登山道分岐点から
ステンレス三段梯子崩落箇所 上部から

王家の谷にある 岩の上四兄弟下の風穴
ここから吹き上げてくる風は夏場は涼しい

岩の上四兄弟の定位置から空池方面を撮る

第二展望台から手持ちのカメラレンズをズームアップ
宮崎観光ホテル

下山中、第二展望台手前のスダジイ大木

下山途中のスダジイ大木

尾根筋登山道途中のスダジイ倒木
尾根筋登山道の加江田渓谷への三叉路

山小屋 囲炉裏火の始末後

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