今週の水曜日に双石山探検隊メンバー3人で山小屋の囲炉裏で使う薪の補充をしたことが、メンバーの廣重氏とオッシーの二人のブログで紹介されていた。毎週末の山小屋での囲炉裏での火起こしの時は、その都度、山中で薪を集めるようにしているが、小屋内部にストックしてあるものを使わせていただくことがあり感謝感謝。
9時に小谷登山口に到着、登山口前に8台ほど止まっており、快晴の日曜日の割には車が少ない。登山靴を履くために準備をしていると小八重氏が到着し私の車の横に停められ、挨拶を交わした後で改めて登山の準備をする。小八重氏は通常、水曜日と土曜日に登られることが多いが、月に一回ほど日曜日に一緒になることがある。
現在の気温は6.6度で南南西の風6.7k/mで登山口の空気もピーンと張り詰めた冷たさがある。最初はウインドシェルを着ていたが、登山靴を履きリックを担いだところで思い直しウインドシェルを脱ぎ車の中に置くことにする。基本上り下りともに移動中は汗をかくことになり、どこかで衣類調整と称しお荷物になる。
私の双石山でのこの時期の過ごし方は、山小屋で囲炉裏に火を入れての滞在となるので、動かずに過ごすための備えは必要ない。今日の衣類は3枚でインナーはメリノウールの下着、薄手の長袖シャツ、その上にワークマン の襟なしベストといつものスタイルとする。
9時10分に小八重氏と一緒に小谷登山口をスタートする。
9時27分に小谷登山道分岐点に到着、いつものようにここから見える風景をスマホで撮り母親とグループライン双石山に送る。
イワヤ神社で本日の無事なる山行を祈願、下の方から女性の話声が聞こえてくる。おそらく小谷登山口で出会った2人組、全てではないが女性達のグループは急な登りでもおしゃべりがなくなることはないような気がする。こちらは息絶え絶えに必死に登っているような場所でも平気でおしゃべりを続ける女性が多い。
天狗岩取付き、そして右側の急登を過ぎ岩の隙間を潜り空池へアプローチする。空池の底では下りてきた登山道を振り返り、そして徐々に空へと目線を上げていく。空池の謂れに言及される小八重氏も一緒に空を見上げている。
チェックストーンを過ぎて王家の谷に入る、風穴前を通り岩の上四兄弟の定位置に腰をおろして休憩する。小八重氏は岩に腰掛けることなく手頃な石を持ち上げてアプローチ部分の補修をされる。小八重氏は登山道に不備を感じられると立ち止まり補修をされることがあり、一緒の時は必要以上は手伝わないようにしている。
化石広場で小八重氏に「ここ数回、この谷をトラバースせずにそのまま登っていく登山者がいるのですよ」と説明すると、小八重氏も道迷いする登山者を目撃しているようだ。足元に気を取られて登ってしまうと自ずとそうなってしまうのかもしれない。
大岩下のステンレス梯子取り付きで尾根コースを選択し、まずは梯子に取り付く、その後の急登は木の根とロープを頼りに慎重に上り、大岩手前の木製橋手前の岩に腰掛けて息を整えてすぐに尾根コースの核心ルートに取り付く。
カズオチェアーの上で休憩していると、上から熊鈴の音が聞こえてくる。そういえば登山口前にヘルネットおじさんの車が止まっていたので、尾根コースか谷コースを下りてくるのではと思い、ここからは谷コースも確認できるのでそのまま待っていると、尾根コースの直岩場を下りてくる姿が見え、そのまま近づいてみえ挨拶を交わす。
「今日はどこまでですか」と聞くと「山小屋までです、焚き付け用の杉の枯葉を置いてきましたから使ってください」とのことで、毎回のように杉の枯葉を集めてくれる。ヘルメットおじさんとはいつも登山道でのすれ違いで挨拶を交わし少しお話するだけで、まだ一度も山小屋で一緒に囲炉裏の火を囲んだことが無い、いつかご一緒できればと願っている。
10時23分に第二展望台に到着、いつものようにリックを降ろし、ここから見える宮崎平野をスマホで撮影する。風が冷たい、ヘルメットを脱ぎ毛糸の帽子に被り直し、すぐに山小屋をめざして尾根筋登山道を進む。
10時50分前に山小屋に到着、板間には2人の男性が休憩中で2人に「囲炉裏に火を入れます」と断りを入れて火を入れる準備をする。今日は小八重氏と二人での準備となる。小屋内にはたくさんのカットされた竹があり、囲炉裏奥には無造作に置かれたままで、竹と一緒に枯葉の付いた小枝が置かれている。
竹は山小屋補修の時に足場の材料として登山者達の手で担ぎ上げられた。補修が終わり役目を終えた多くの竹が北側テラスに積み上げられており、近々ノコギリを持参して囲炉裏の薪用にカットしなければと思っていた。
カットされた方はおそらく常連さん達、後で山小屋にみえた櫛間さんの話では、来週木曜日に双石山木曜会が囲炉裏で焼肉をするために今週木曜日にメンバーで準備したらしい。
囲炉裏に火を入れる時に気を付けることがある。そのうちの一つが燃やしている薪が弾き小さな火種が飛ぶことである。特に山小屋補修のために使われた建材(木材)の切れ端を使うと時々「パチッ」と弾けることがある。最初は端材を片付けるためにも建材を薪として使っていたが、今では使わないようにしている。弾けた小さな火種がどこで火を延焼させるかわからない。山中で集めた枯木ではほとんど火種が弾けることはない。
女性2人が小屋に入ってみえ一緒に囲炉裏の火を囲むことになるが、女性のうち1人の方が土間に脱がれている登山靴を見られて「こんなに大きな登山靴初めて見ました」とのこと、板間に座っている男性の1人はラグビー選手のような体格で身長は高くはないが横にガッチリとした体をしている。この男性の話だとあるお店で安く購入することができたらしい。あまりの大きさ故になかなか売れなかったのではと説明される。
2人の女性はイワヤ神社で後ろから来ていた方達で、天狗岩を過ぎたあたりから、それまで聞こえていた2人の話声が聞こえなくなり、小八重氏に「あの2人はどこかにいったのでしょうかね」と話していた。おそらく天狗岩下から象の墓場にでもいったのではと思っていた。
2人に「象の墓場に行かれたのですか」と聞くと天狗岩あたりで道迷いをしたらしい。2人は宮崎市内の松永さんと田島さんでしばらく6人で一緒に囲炉裏の火を囲み談笑し、焼き上がった銀杏を食べていただく。みなさん茶碗蒸しに入っている銀杏ではなく殻のまま焼いた銀杏は初めて食べたようで「美味しい美味しい」と喜ばれる。
囲炉裏の火を囲み談笑していると久しぶりにお会いする木谷氏がみえ「今から第二、第三展望台まで行き、そして帰ってからここでランチをいただきます」とのこと、木谷氏は九平登山口からスタートし山頂を経由してから山小屋に来たらしい。
前回、木谷氏とお会いしたのは2025年の2月23日で、この時は小谷登山口で出発前にお会いし木谷氏から「九平登山口から登りますので、後で山小屋でお会いします」とのことで、ランチ時に途中で出会ったという藤本氏と一緒に山小屋に来られて一緒に囲炉裏の火を囲んでいる。
山友のシスターコーヒーさんと高瀬氏がみえる、高瀬氏は「山頂まで行ってきます」と畑で自家栽培されたサツマイモを「柴さんこれをお願いします」と手渡され、そしてランチの入ったビニル袋をベンチに置いて出発される。
高瀬氏は昨年秋に高千穂峰登山で下山中に足の肉離れを起こし、昨年末はリハビリのため加江田渓谷散策をされており、今年1月4日に久しぶりに小谷登山口と山小屋を往復されており、今日は山頂往復にチャレンジされる。
シスターコーヒーさんからいつもの美味しいコーヒーをいただき、合わせて朝作ってきたというパンケーキを鉄板の上にのせられる。今回の物はいつもはあまり使わないバターや甘味料を使って作ったらしく「柴さんどれが美味しいですか」と聞かれたので「以前いただいたバターや甘味料を使わない、自然な風味のパンケーキも美味しかったですよ」と返事する。
宮崎市内の男女2人の方が入ってみえ一緒に囲炉裏を囲み談笑、この2人は数日前に小八重さんに出会ったらしい。常連の大澤氏がみえ一緒に囲炉裏を囲む、大澤氏は今日は小谷登山口からスタートしたらしい。先週の日曜日にお会いした時には山小屋直下のルートを登ってきたと言われ「大澤さん、できるだけ一般ルートを使われた方が良いですよ、何かトラブった時には探すのが大変ですよ」と日本百名山を完登された大先輩に思わず意見してしまった。
大澤氏は、今日は登山道周辺整備のために小谷登山口からスタートされ、下山時にも再度整備を行うらしい。
宮岳の棚橋氏が女性2人と一緒にみえ一緒に囲炉裏の火を囲む。女のうち1人から「柴さんですよね」と声をかけられお顔を拝見し「そうですA田さんですね、久しぶりです。山に登られているのですか」と聞くと「はじめたばかりです」とのことで、A田さんは私の仕事上のお客さんで12年ほど前にご自宅の設計を行なった。
14時20分に囲炉裏の火を始末し、土間・板間を掃除して小八重氏、シスターコーヒーさん、高瀬氏と4人で下山を開始する。途中の休憩は第二展望台取り付き、岩の上四兄弟取付き、そして小谷登山道分岐点のベンチ、15時50分に小谷登山口に下山する。
本日の無事なる山行と出会いに感謝し山に一礼する。車に戻り登山靴からスニーカーに履き替えていると西側から一台の車が登山口前の路肩に止まり1人の男性が降りてくる。
「柴さん久しぶりです」と声をかけてくれたのは横山氏で、前回お会いしたのが昨年の10月5日でほぼ3カ月半ぶりとなる。今日は九平登山口からの山頂往復を楽しまれたらしい。お話だと年末から風邪気味で登山を控えていたらしく「また山小屋でゆっくりとお話しましょう」と別れる。
今日は下山後自宅に戻る前に曽山寺にある「このはなの湯」に行き、ここ数日凝り固まった体を温泉でほぐしてから帰宅する。
小谷登山道分岐点

第二展望台から

囲炉裏の火も終わり

下山前に山小屋北側テラスから
