双石山 2026年3月20日 ヤマザクラ


ウグイスの 声響き渡る 山里に 君待つ日々を ふと思い出す
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 8時43分に自宅を出発し、マックスバリューで行動食の菓子パンと飲み物を購入し、小谷登山口へ向かい9時4分に到着する。今日は春分の日の祝日だが、意外に止まっている車は少ない。隣の車では親子3人の家族が準備中、挨拶を交わし、私も簡易椅子を取り出して登山靴に履き替える。

 準備を終え、第二駐車場近くまで行き、そこから見える山肌のヤマザクラの開花状況を確認する。山肌は全体的に湿気のためが霞んで見える。前回白く輝いていたヤマザクラは赤みが帯びているが、さらに高い所にあるヤマザクラが満開状態、あのヤマザクラは象の墓場の北側岩肌横に自生しており、過去数回小岩から満開状態の写真を撮ったことがある。

 県道の谷側に自生しているヤマザクラも満開、電線が気になるがズームアップして真っ青な空をバックにシャッターを押す。

 第二駐車場では女性グループが出発前のミイティング中で、初心者が含まれているのか登山慣れしたリーダーらしき女性があれこれと話している。写真を撮り終えて登山口に向かおうとした時に、リーダーから声をかけられる。どうやら以前お会いしているらしい。

 9時17分に登山スタート、登山道の土の部分は乾いているが脇に自生しているフユイチゴや草が夜露に濡れているのを見ながら、フユイチゴと草を5文字で表現する良いフレーズはないかと考えながら上り、親子岩上の重機道にある切株に腰掛けて「春草」として一句詠む。

 春草の 露の白玉 陽に映えて 登る道行く 心地こそすれ

 今回もウグイスの囀りが山中に鳴り響いている。囀り自体はまだうまくはないが、聴き慣れた「ホーホケキョ」という囀りに徐々に近づいている、ここで一句詠む。

 ウグイスの 声響き渡る 山里に 君待つ日々を ふと思い出す

 犬岩横急登の途中で先行していた女性6人組が登山道に立ち止まり「あれやこれや」と話している。先行し少し上った所で、リーダーの女性から「この白い花は何という花ですか」と声をかけられる。

 少し戻り草むらの中にある白い花を見るとサツマイナモリが咲いている。山中至る所で見ることができる植物だが今まで見た場所では一番標高の低い所なのかもしれない。「サツマイナモリですよ、これから上でたくさん見ることができます」と返事する。

 カエル岩を過ぎた辺りから登山道に白い花びらが落ちている。見上げると杉の木立横にヤマザクラが自生し開花している。カメラを取り出しレンズをズームアップしパチリ撮る。

 9時36分に小谷登山道分岐点に到着、ベンチにリックを降ろしここから見える風景をスマホで撮る。ベンチに腰掛けて水分補給をしていると女性6人組が登ってみえ休憩される。

 リーダーらしき人に声をかけると、初心者も含まれているので山頂往復の一般ルートを予定しており、ランチを第二展望台でとることになるらしい。

 イワヤ神社にて本日の無事なる山行を祈願し天狗岩取付きをめざす、途中にはガレ場があり足元に注意しながら上る。天狗岩取付きでリックからヘルメットを取り出して装着する。

 女性6人に「写真撮りましょうか」と声をかけてリーダーのスマホを預かりパチリ撮り、その後先行して天狗岩横の急登を上る。

 空池を経由しチェックストーンを通り王家の谷に入り、ステンレス三段梯子東側の岩の亀裂(トップリング現象?)を撮る。天狗岩、空池、象の墓場、北壁北側の屏風岩等がトップリングと大きな地震によるものだと言われている。ここの岩の亀裂は果たして何年、何十年、何百年・・後に大きく形を変えるのだろうか。

 風穴横を通り岩の上四兄弟取付きの手前は、もともと数年前に大雨で崩落した場所で足元の岩が不安定、前々回もぐらついていた岩が落ちている。今回そのばしょの土が徐々に削られており、さらに不安定に載っかっている岩が落ちるかもしれない。
 岩の上四兄弟の定位置に上がり岩に腰掛けて小休止していると、駐車場で出会った家族3人が登ってみえ、そのまま化石広場へ進む、先頭の男の子が谷筋方向に登ろうとしていたので「そこは左がルートですよ」と叫ぶ。

 次に、女性6人組が登ってみえ、1人の女性が私の方を見て「絵になっていますよ」と声をかけて登っていく。リーダーの女性はルートをきちんと把握しており化石広場を正式なルートで進んでいく。

 大岩下のステンレス梯子取付きまで上ると梯子が渋滞中なので谷コースを選択する。久しぶりに谷コースを上り途中のロープカ所取付きで岩に腰掛けて休憩する。小谷登山道分岐点からはほぼ10分おきに息を整えるために小休止している。

 ここから第二展望台までも所要時間は10分ほぼで、10時34分に第二展望台に到着、登山口からほぼ1時間かかっている。テーブルベンチにリックを降ろし眼下に広がる宮崎平野をパチリ撮る。空には雲一つ無いが宮崎市街地上空は霞んでおり、いつも望める県央の稜線は見えない。ここで一句。

 霞立つ 我が故郷を 望みれば わが人生を 振り返るなり

 テーブルベンチに腰掛けて休憩していると一人の男性が上ってみえ挨拶を交わす。この方とははじめてお会いするが話を聞くと双石山には年に1〜2回は登っているらしく、昨年は法華院温泉山荘を拠点に久住に登ってきたらしい。

 法華院温泉山荘については双石山で出会う多くの登山者から素晴らしい山荘だという話を聞いており、久住の山というよりはこの山荘には泊まってみたいと思っている。

 リックをテーブルベンチにデポしてカメラバックを下げて、第三展望台との間に自生するヤマザクラを見にいく。ここにも大きなヤマザクラがあるが周りの樹木のため、木々の間に青空をバックに満開のサクラを見ることになる。

 11時00分前に第二展望台を出発して尾根筋登山道を山小屋をめざして進む、第二展望台の標高は395mで山小屋がある場所は455mほどとなっているので、標高差60mを上り下りを繰り返しながら徐々に高度を上げていく。

 11時15分に山小屋に到着、北側テラスを覗くと第二展望台で出会った男性が休憩中、山小屋に入り板間にリックを降ろし早々に囲炉裏に火を入れる準備を行う。

 今日は金曜日、日曜日だとヘルメットおじさんが囲炉裏の焚き付けとなる杉の枯葉と小枝を集めてくれることが多いが今日はもちろん無い。山小屋先の巻道で焚き付け用の杉の枯葉と小枝を拾い集めてくる。

 囲炉裏の灰床をバケツ一杯分掘り上げて火を付けると囲炉裏に火が回る。鉄網を使い持参したサツマイモを並べる。今回のサツマイモは前回同様、田野町の農家さんが栽培されたもの、種類の記載はないが、その食感から「みやざき紅」ではと思っている。最初は炎が大きく、こまめにホイルで包んだサツマイモの焼き面を変えないとホイルが焼き切れてしまう。

 囲炉裏火を 一人で囲む 山小屋で 炎揺らぎて 芋焼き上がる

 囲炉裏火の 爆ぜるを聴きつ 山小屋に 揺らぐ炎と 芋の香ぞする

 登山道脇のテーブルベンチから話し声が聞こえるので、外に出てみると登山道脇のテーブルで家族がランチ中、先ほど歌声が聞こえていた家族のようで、両親とお姉ちゃんと弟の4人、一旦小屋に戻り焼き上がったヤキイモを4等分にして家族に「良かったら食べて、なるべく皮ごと食べてね」と渡す。

 テーブルベンチの4人家族が小屋入口に顔を出し「ヤキイモ美味しかったです、今から山頂往復してきます。実は以前来た時にもヤキイモいだだいたINです」と言われて出発される。IN氏家族、そう2023年にお会いしておりお姉ちゃんが千春ちゃんで弟がそうた君だった。

 親子3人が見え一緒に囲炉裏を囲む、宮崎市内のKA氏家族で両親と小学2年生の男の子、しばし雑談しその後山頂をめざして出発される。

 山友の吉田氏がみえ一緒に囲炉裏の火を囲み、前回の山開きツアーについてあれこれと話をお聞きする。吉田氏は三部門あったツアーの一つ「渓谷ルート」のガイド役の1人として参加している。当日は定員を大幅に超える参加者があり渓谷ツアーだけでも60名ほどになったらしい。

 登山ツアーは山頂往復と山小屋往復の二つに分かれていたが、担当したガイド役リーダーの方からも人数が多く、参加者それぞれの力量に差があり大変だと話を聞いていた。今回申込みにメールを加えたことで定員の管理が難しかったらしい。

 久しぶにお会いするTAK氏夫妻が山頂往復し戻って来られ一緒に囲炉裏の火を囲む、山頂でランチを済まされた二人にヤキイモを食べていただく。

 山頂往復して来た女性6人が小屋にみえ一緒に囲炉裏の火を囲む、名前を聞くとリーダーのINさん、YAMさん、GNさん、TAさん、HIさん、YAUさんで、INさんとYAMさんとYAUさんの3人とは、昨年12月7日に山小屋でお会いし、当日の夕方にNHKで「にっぽん百低山・双石山」の再放送があることを伝えたところ、下山後に加江田温泉に行き、温泉を上がった後で休憩室で放送を見たらしい。

 15時00分頃に囲炉裏の火を始末しようとした時に2人の女性がみえベンチに腰掛けられる。囲炉裏の火はほぼ炭状態となっていたので小枝をのせてから、いつもの所に杉の枯葉と小枝を探しに行き、小屋に戻るとわずかに火柱が上がっている。

 さらに薪をのせて囲炉裏火を大きくして4人でしばし談笑する。二人は川南町のSBさんと都農町のOHさんで、登山途中で道に迷いようやく山小屋でランチタイムとなったらしい。

 2人に「どこで道に迷ったのですか」と聞くと、天狗岩の取付きで、本来右側のロープが設置されている急登を進む所で、そのルートが目に入らずにステンレス三段梯子方面に進み、結局「象の墓場」まで行ったらしい。そこで天狗岩まで引き返し一般ルートを登ってきたらしい。

 15時30分過ぎに囲炉裏の火を始末して下山スタート、途中の休憩場所はいつものように第二展望台取付きと岩の上四兄弟下、そして小谷登山道分岐点のベンチと、中年を過ぎた男性二人で「アレヤコレヤと」まったりとした時間をすごす。

 17時00分に小谷登山口に下山する。本日の無事なる山行と新たな出会いに感謝し山に一礼する。

 駐車場には吉田氏の車を含めて4台止まっており、一台の車から男性が歩いてくる。山友の後藤氏ではないか、話を聞くと加江田渓谷を多目的広場まで先日購入したアクションカメラの試し撮りを兼ねて歩いてきたらしい。

 動画を見せていただくが大変綺麗に写っており、木々の間から入る太陽光線も見事、実は私も同じ物を昨年末に購入しているが、山では一度も使ったことがなく、もっぱら仕事で使っている。

 山小屋で一緒になり、その後山頂をめざしたSBさんとOHさんが県道を歩いて来られ、県道歩きの感想を聞くと県道から見える山の姿も気に入ったらしい。


第二駐車場奥の山肌に白い塊
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桃源郷のヤマザクラ
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象の墓場北岩壁脇のヤマザクラ
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県道脇に自生しているヤマザクラ
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カエル岩と分岐点との間のヤマザクラ
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小谷登山道分岐点から
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イワヤ神社のヤマザクラ
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空池で?
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トッピング現象
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第二展望台から宮崎平野
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第二と第三展望台との間に自生するヤマザクラ
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囲炉裏の火を始末
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下山前に山小屋北側テラスから
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下山後、登山口から象の墓場付近のヤマザクラ
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by mutumi48 | 2026-03-22 09:52 | 双石山へ | Trackback | Comments(0)

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