手斧初めの式
2008年 01月 12日
改めて、新年おめでとうございます、今年もよろしくお願いします。
今週水曜日にM邸の木材の確認、打合せを兼ねて大工棟梁の作業場に行きました。作業場内に祭壇が作ってあり、そこには手斧(チョウナ)、さしがね、墨壺、台鉋、そして鏡餅が祭ってありました。
宮大工の世界では、1年の工匠始めの儀式として「手斧初めの式」を行っています。以前、関わった南郷村の「西の正倉院」建設にあたり、この「手斧初めの式」を経験したことがあります。その時には、大阪の金剛組(世界最古の企業)の棟梁に来ていただきました。
今回、M邸の棟梁は堀内氏、師匠でもあるお父さんが毎年正月に祭壇を作り祭られており、以前使われていた手斧をはじめ主だった道具を並べられています。現在、一般住宅の現場ではほとんど使われなくなった手斧を見ることができ、なぜか高揚してしまいました。
以前、福岡県久山町で作った住宅の化粧タイコ梁を手斧仕上げにしてもらったことがあります。その時の施工者は小郡市の永利建設、作業場に打合せに行ったとき、壁に何気に手斧がかけてあり、たまに使っているとの話しの中で、手斧仕上げとしていただくことになりました。その仕上げ面は、まさに職人さんの手仕事そのものでした。


