南郷茶屋 - 渡り廊下屋根
2008年 03月 13日
神門神社前で、私が関わった「百済の館」「南郷茶屋」の写真を撮っていると、国道を走って来た車から声をかけられました。日向市にお住まいのAさんでした。お仕事で、椎葉村まで行かれるとのこと、中山トンネル開通後は、諸塚村経由ではなく、南郷経由で行くようになったとのお話でした。県北を営業エリアとされており、お話の中で、合併した村、しなかった村、それぞれたいへん苦労されているようだとの感想をお持ちでした。
今回、紹介するのは、百済の里づくりの中で、村を訪れていただく方に、おもてなしの場を提供しようということで作られた「南郷茶屋」の施設の一部です。
当初、南郷茶屋はメインの茅葺きのお食事処、そして国道側にお土産店とトイレ施設を作りました。開業間もなく、お土産屋さんの増築を行うこととなり、二つのお店を雨の日にもぬれずに行き来ができるように、渡り廊下の上屋のようなもの作ることになりました。
詳細は、私のホームページの中で、南郷茶屋を見ていただければ思います。茅葺き建物入り口の前面に作ることになったため、その機能性と合わせで、門をイメージする形を考え屋根にムクリを付けました。
その後、南郷茶屋の経営方針の変更に合わせるるように、この上屋は、いろいろな場所に移動されることになりました。最初の移動は、敷地の出入り口をより強調するかのように、国道沿いに、両側に板塀を従え門構えとして脚光をあびる場所に設置されました。二度目は、全く別の場所に、広場の東屋として役割を与えられました。そして現在は、南郷茶屋の駐車場側からの門としての場所に移されています。ただし現在、南郷茶屋は、お土産屋さんのみの営業となっており、本来の食事処は休業状態のため、門としての機能は果たせずにいます。
先月の延岡市での住宅見学会のとき、熊本から来ていただいたご夫妻が、以前はよく行っていた百済の里に近頃行かなくなったと言われていました。珍しい食事が楽しめていたのにと残念がっていました。「地域おこしは、その内容によっては走り続けなければなりません」と言われた方がいました。
たくさんの出会いの中で培った「百済の里づくり」、たくさんの南郷ファンの心に語りかける百済の「里づくり」が続いていきますように、そして、この建物を前にして、本来の機能を果たし、たくさんの人がこの下を行き来する日がいつかくることをイメージしていました。

